明治・大正時代、驚くほどの技巧を凝らし多彩な装飾が施されたカップ&ソーサーが制作され、海外へと輸出されました。コーヒーや紅茶などを飲む習慣がなかった日本人にとって、カップ&ソーサーなどを作ることは至難の技でした。大変な試行錯誤が繰り返された後、当時の技術を結集させた器の数々は海を渡り、好評を呼んで多くの人に愛好されました。
明治・大正時代に日本の各産地で制作されたカップ&ソーサーの他にコーヒーや紅茶、ホットチョコレートを飲むためのセット作品を、当館所蔵品の中から選りすぐり紹介いたします。
*A4変形、44ページ
*2018年刊行