




主にアメリカに向けて日本から輸出されていた陶磁器のひとつに、ウイスキーなどの酒類のデカンター、すなわちウイスキーボトルがありました。これらは、輸出用の陶磁器製の置物「セト・ノベルティ」をつくる技術を応用し、多くが瀬戸で制作されました。細部にまで表現の行き届いた写実的な装飾品としての地位を確立し、どこがボトルの栓なのか分からないほど巧みな造形です。
日本からの陶磁器製ウイスキーボトル輸出の最盛期である1970年代を中心に、古き良きアメリカを彷彿とさせるウイスキーボトル171点を紹介。
*A4変形、32ページ